※令和6年10月~髙橋治療院および髙橋接骨院は、巡礼堂に統合しました
※当院は、御予約の方を優先して施術を行っております。
※木曜午後、日曜、祝日は休業です。
※年末年始12月31日午後~1月3日は休業します
昨日、NHKで「夜なのに…あさいち…漢方スペシャル」という番組が放映されていました。一般成人の…なんとなく不調、変化する様々な不調感(不定愁訴)、小児の症候、併発症の多い高齢者などに、副作用が少なく、総合診療的な応用が可能なものとして漢方が運用されている実例を紹介されていました。
漢方、鍼、灸、あん摩の源は、中国伝統医学(中医学)であり、1400年位前から導入され、独自の理論や技術が加わり、現在に至っています。その診療の技法は、天人合一思想、陰陽学説、五行学説、気血水理論、臓腑経絡論、蔵象学説、病因論、四診、弁証…と、最終段階まで概ね同じように進められます。違うのは、最後の治療法です。何によって、どこの、何をを、どうするか…という違いです。我々(鍼灸あん摩師)は、薬剤は使えないので、より丹念に身体と心を観察し、鍼灸あん摩でツボを刺激して、心身の自然治癒力に働きかけます。
漢方、鍼、灸、あん摩…いわゆる東洋医学は、江戸時代までは主流の医療でした。今日の西洋医学(現代医学)が主流の日本社会において、東洋医学は補助的なものとして取り扱われ、正しく活用する試みもなく、その効用に気付かぬまま機会を逃している人々が多いのはとても残念に思います。
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