※令和6年10月~髙橋治療院および髙橋接骨院は、巡礼堂に統合しました
※当院は、御予約の方を優先して施術を行っております。
※木曜午後、日曜、祝日は休業です。
※年末年始12月31日午後~1月3日は休業します
2024年
8月
20日
火
何かの拍子に突然腰が痛くなり動けなくなってしまう…なった人には分かる…なったことのない人にも恐ろしいイメージの「ぎっくり腰」…欧米では「魔女の一撃」と表現される病態…専門的な呼び名は急性腰痛です。
その多くは腰部の軟部組織損傷であり、腰椎の椎間関節や椎体間連結に炎症や損傷が生じているもの、椎骨部や仙腸関節部の靭帯に炎症や損傷が生じているもの、腰部や仙骨部および殿部の筋・筋膜などに炎症や損傷が生じていると考えられてます。
多くは一週間~二週間程度で自然に回復していきますが、時間経過によって改善が見られず、下肢の痛みや痺れ、筋マヒ、著しい変形、関連症状がある場合、椎間板ヘルニアや圧迫骨折などを生じている場合もあるため、正しく見極める必要があります。
自然に回復が見込めるとは言え、一刻も早く良くなりたいのが心情…「何とかなりませんか?」…と意外なようですが、冬場や季節の変わり目だけでなく、今の時期…夏の暑い盛りにも結構多く、しばしば患者様が御来院されたり、往療に伺っております。
安静にして回復を図ることは必要ですが、生理現象でトイレには行きたくなるので全く動かずにはいられない、飲食も困る、この陽気で何日も入浴せずにいられない、仕事も休み続けることはできない、早く何とかしなければと言う切実な思いですね…
巡礼堂は、ほねつぎ(接骨院=柔道整復=急性疼痛に対する施術のスペシャリスト)であり、あん摩マッサージ・はり・きゅう院でもあるため、二の手・三の手…奥の手と出来得る限りの手法を駆使して鎮痛・消炎・機能回復を図ります。
多くの方が2~3回の受療で改善して、日常生活や社会活動に復帰されています。しかしながら、ギックリ腰を繰り返されている方々には、体質、体形、身体使い、生活状況、精神面などにも問題があるケースも多々あり、継続的に加療することで根本的な改善を図ることが必要となります。
より良い人生をお送りいただくために是非ご利用ください。
2016年
11月
29日
火
江戸時代の絵師、喜多川歌麿が描いた浮世絵「福島左衛門」(ボストン美術館所蔵)。豊臣秀吉と共に活躍した武将・福島正則(歌舞伎役者?)の毛深い脛に女性がお灸を据えています。灸点は足三里でしょうか…。この時代にはお灸が一般的な医療として普及していたようで、浮世絵にも幾つか描かれています。傷病のある時はもちろんですが、養生法(予防医学)として良く行われていたようです。
今年は10月に入っても暑い日が続いたかと思えば、先日は寒波の影響で早くも積雪がありました。気候変動が極端で、人体にも相当の影響を与えていると思われます。実際、周囲では、感冒を罹患している方々が増えています。
冬も本格化し、年の瀬も迫り繁忙な時期ともなりました。これから先は忘年会や新年会などで飲酒の機会も増える事でしょう。一年の疲れも溜まっているとも思われます。
この様な時期にこそ…早めの○○○○ならぬ…「早めのお灸」は如何でしょうか?
2016年
8月
20日
土
残暑厳しい中、皆様いかがお過ごしでしょうか。暦の上では、立秋が過ぎ、間もなく処暑…だんだん暑さが収まり夏が終わる時期です。まだ昼間は暑い日が続きますが、朝夕は涼しい風が吹き渡わたり、気持ちのよい時期です。暑さが止む一方で、朝夕しだいに冷気が加わってくる時期です。また、台風来襲も多くなる時期で、気圧の変化も激しい時期でもあります。
この様な状況で、易疲労・倦怠感・思考力や集中力低下・食欲不振・下痢・便秘・頭痛・発熱・めまいなどの自律神経失調症状=夏バテ症状=暑気あたり…が出始めている方がいらっしゃいます。その様な方々は、気候や生活環境の変化によって自律神経が乱れている可能性があります。日頃から、睡眠不足、運動不足、胃腸への負担をかける飲食習慣などがあると更に自律神経系に失調をきたしやすくなります。以前にもお伝えしましたが、これらは東洋医学的に気虚、陰虚、湿邪により主に脾臓が難儀している症候と考えます。
気虚とは暑さによる「気」の消耗です。元気がなくなると食欲もなくなるので、食欲低下による栄養不足となります。そしてまた「気」が不足するという悪循環に陥りやすくなります。元気がなくなる、だるい、疲れやすい、食欲がないなどの症状があり、体表を守る衛気の働きも低下するので、夏かぜをひきやすくなります。
陰虚とは、発汗などで体内の水分を失い、脱水症状に近い状態になり、口が渇く、皮膚がかさつくなど乾燥の症状のほか、手足がほてる、のぼせなど熱の症状があり、イライラ、食欲不振、頭痛などが起こります。この状態では、熱を体表から逃がすための汗をかくことができず、身体内部に熱がこもり、熱中症になりやすくなります。
湿邪とは、 冷たい飲み物や食べ物の摂りすぎが原因で、胃腸の働きや水分の巡りが悪くなってしまう状態です。暑さによる熱の直接の弊害ではなく、暑さによる飲食パターンが作り出す身体の不調です。空調などで環境は暑くなくても、暑いと思う気持ちだけで冷飲食を過剰にしてしまうこともあるでしょう。疲れるので動かなかったり、暑いので冷房の中にいることで、ますます水の巡りが悪くなり、症状がどんどん悪化し、むくみ、腹痛、下痢などの症状が現れるます。 身体のなかには水がいっぱいあるのに、その水が体表まで巡らないので、汗も出なくなり、汗をかけず身体に熱がこもり、熱中症になりやすくなります。熱中症対策で水を飲むことが勧められるが、すでにたくさん水を蓄え込んでいる人では、摂りすぎがかえって熱中症の条件を強めることもあります。
改善と予防には十分な休養と栄養補給を行い体を休めることが大切です。色々な食品をバランスよく摂り、適度な水分を摂取しつつ、暑さ対策と同時に逆に身体を冷やしすぎないようにし、急激な温度変化に身を置くことを減らし、夜間の休養をちゃんととるようにして下さい。冷房は最小限の使用にとどめ、ストレッチや沐浴で心身の緊張をほぐし、気血水の巡りを促して下さい。冷えた飲み物や食べ物は過剰な摂取にならぬようにし、旬の野菜や果物(トマトやナス、キュウリ、豆類、スイカ、イチジクなど)、秋刀魚や鰯などを食されると良いです。甘酒もお勧めです。
自己努力をしている。医療機関も受療した。しかし、どうも優れないという方…漢方薬や鍼灸が効くかもしれません。お近くの専門家に御相談下さい。かかりつけの漢方医や鍼灸師がない方、定期的な受療が困難な方は、足の裏の「湧泉」、脛の「足三里」、内くるぶしの上の「三陰交」、へそ下の「関元」、背骨中央脇の「脾兪」などのツボにセルフ灸やパッチ鍼などで刺激してみて下さい。
どうかお大事に…
2016年
2月
02日
火
節分…季節の変わり目には邪気(鬼)が生じると考えられており、それを追い払うための悪霊払いの行事。
豆まき…「穀物には生命力と魔除けの呪力が備わっている」という信仰、または語呂合わせで「魔目(豆・まめ)」を鬼の目に投げつけて鬼を滅する「魔滅」に通じ、鬼に豆をぶつけることにより、邪気を追い払い、一年の無病息災を願う。まいた豆を自分の年齢(数え年)の数だけ食べる。また、自分の年の数の1つ多く食べると、体が丈夫になり、風邪をひかないという習わし。
立春の前日の節分、およびその日に行われる伝統的な行事だが、大寒の最後の日であるため、寒さはこの日がピークである。
※画像と文章はWikipediaより転載
実は、節分の前日、すなわち立春の前々日の今日、古来より二日灸と呼ばれる歳時灸が保健養生法として長く伝承されてきました。歳時灸はこの他に、二十日灸、寒灸や土用灸などと呼ばれるものがあり、いずれも保健養生法として長く伝承されてきました。二日灸は二月二日と八月二日の両日行われ、二十日灸は一月二十日の小正月に行われました(寒灸や土用灸については以前に紹介させていただきましたね)。
東洋医学においては、自然界の五季(春、夏、土用、秋、冬)と人体との調和が崩れた時、五季の自然の気は五悪となり、これは発病の原因、風邪、暑邪、湿邪、燥邪、寒邪と呼ばれる邪気に変わり体を侵襲します。天候が悪化、すなわち暑さや寒さ、湿気や乾燥が強くなったり、寒暖差が激しい時など、それに体の自律機能の調整が追い付かずに不調が生じます。東洋医学では、その時期にのみ注意するだけでは不十分だと考えます。夏病冬治あるいは冬病夏治という考え方です。寒い時期にお灸をするのは、寒邪をやっつけるためだけでなく、暖かくなる春さらには夏の邪気に負けない予防もする事になるという理屈です。寒の間にお灸をすると、倍の効果がありお得ですよ。神厥、中脘、命門、気海、足三里、三陰交、涌泉などのツボへのお灸が有効です。お試しあれ!
2015年
7月
29日
水
今年は、梅雨時期まで肌寒く感じる日が多く、特に夕方から朝方までの夜間は油断すると風邪をひきそうなくらいでした。一方、晴れると日差しが強烈で耐えがたいくらいでした。そして梅雨明けしてからは一気に高温多湿となりました。こんな状況で、易疲労・倦怠感・思考力や集中力低下・食欲不振・下痢・便秘・頭痛・発熱・めまいなどの自律神経失調症状=夏バテ症状が早くも出始めている方が増えているようです。
夏バテとは、元々は猛暑を越えた秋口に体調を崩したものをさし、暑気あたりといっていました。最近は、気候や環境の変化により自律神経が乱れやすくなり、発症時期なども変化しているようです。また、日頃から、睡眠不足、運動不足、胃腸への負担をかける飲食習慣などがあると自律神経系に失調をきたしやすくなります。
東洋医学的には、気虚、陰虚、湿邪により主に脾臓が難儀している症候です。
気虚とは暑さによる「気」の消耗です。元気がなくなると食欲もなくなるので、食欲低下による栄養不足となります。そしてまた「気」が不足するという悪循環に陥りやすくなります。元気がなくなる、だるい、疲れやすい、食欲がないなどの症状があり、体表を守る衛気の働きも低下するので、夏かぜをひきやすくなります。
陰虚とは、発汗などで体内の水分を失い、脱水症状に近い状態になり、口が渇く、皮膚がかさつくなど乾燥の症状のほか、手足がほてる、のぼせなど熱の症状があり、イライラ、食欲不振、頭痛などが起こります。この状態では、熱を体表から逃がすための汗をかくことができず、身体内部に熱がこもり、熱中症になりやすくなります。
湿邪とは、 冷たい飲み物や食べ物の摂りすぎが原因で、胃腸の働きや水分の巡りが悪くなってしまう状態です。暑さによる熱の直接の弊害ではなく、暑さによる飲食パターンが作り出す身体の不調です。空調などで環境は暑くなくても、暑いと思う気持ちだけで冷飲食を過剰にしてしまうこともあるでしょう。疲れるので動かなかったり、暑いので冷房の中にいることで、ますます水の巡りが悪くなり、症状がどんどん悪化し、むくみ、腹痛、下痢などの症状が現れるます。 身体のなかには水がいっぱいあるのに、その水が体表まで巡らないので、汗も出なくなり、汗をかけず身体に熱がこもり、熱中症になりやすくなります。熱中症対策で水を飲むことが勧められるが、すでにたくさん水を蓄え込んでいる人では、摂りすぎがかえって熱中症の条件を強めることもあります。
改善と予防には十分な休養と栄養補給を行い体を休めることが大切です。色々な食品をバランスよく摂り、適度な水分を摂取しつつ、暑さ対策と同時に逆に身体を冷やしすぎないようにし、急激な温度変化に身を置くことを減らし、夜間の休養をちゃんととるようにして下さい。冷房は最小限の使用にとどめ、ストレッチや沐浴で心身の緊張をほぐし、気血水の巡りを促して下さい。冷えた飲み物や食べ物は過剰な摂取にならぬようにし、旬の野菜や果物…トマトやナス、キュウリ、豆類、スイカなどを適度に食されると良いです。甘酒もお勧めです。
自己努力をしている。医療機関も受療した。しかし、どうも優れないという方…漢方薬や鍼灸が効くかもしれません。かかりつけの漢方医や鍼灸師がない方…足の裏の「湧泉」、脛の「足三里」、内くるぶしの上の「三陰交」、へそ下の「関元」、背骨中央脇の「脾兪」などのツボにセルフ灸やパッチ鍼などを刺激するのが良いです。できれば専門家にかかる方が良いのですが…
2015年
2月
04日
水
暦の上では立春となりましたが、寒い日が続いております。
この時期は古の人々も体調管理には気をつけていたようです。
「風の子や裸で逃げる寒の灸」小林一茶(八番日記)
「かくれ家や猫にもすゑる二日灸」小林一茶(八番日記)
いかに寒い冬を養生して活動期の春夏に備えるか…という様子が伺えます。
皆様もどうかご自愛ください!
2015年
2月
02日
月
頭鍼(Scalp acupuncture)は、頭皮上の特定部位に刺鍼し、各種脳性疾患(脳血管障害、パーキンソン病、認知症など)、うつ病、麻痺、疼痛、自律神経失調、不眠、脱毛などに対して行う治療法です。
画像は、パーキンソン病の80歳代の男性で、鍼通電療法(EAT:Electric Acupuncture Therapy)を組み合わせて行っています。最近注目の経頭蓋磁気刺激法(TMS:Transcranial magnetic stimulation)とは異なるものですが、同様に副作用がなく、相応の効果も期待できることから、当方でもよくおこっております。
2014年
8月
09日
土
今日は、「はりきゅうマッサージの日」です。
公益社団法人 全日本鍼灸マッサージ師会
https://www.zensin.or.jp/06_ashinnozatugaku/mushikaku.html#2
…により記念日登録(平成15年11月4日)されて約10年、全国各地で鍼灸マッサージ啓蒙の日として様々なイベントが開催されています。
画像は、私も参加した平成23年の神奈川県鍼灸マッサージ師会主催のイベント用パンフレットから転載したものです。
当院としては、特別な催しはやっておりませんが、実は…高橋治療院の開院記念日…でもあります。
皆様の健康支援のため今後も奮闘いたします。宜しくお願い致します。
2014年
6月
27日
金
あん摩・鍼・灸が中国から日本に伝来したのは、今から千三百年以上も前であり、その後は日本独自の発展をして非常に高度な技術に達して、現代に受け継がれています。
日本の国家資格を取得した鍼灸師は、乾燥した米粒の半分以下の大きさのモグサを、経穴(ツボ)にすえることができます。また、熱さ刺激をコントロールすることができます。病症を治療するためにより良い経穴を選んで、より効果を高めることができます。
我々は、鍼灸師を養成する専門学校や短大、大学で最低でも3年間をその伝統に裏付けられた技術と知識の修得に費やし、その後、さまざまな病症とたくさんの患者様を治療して経験を積みながら、生涯修業し続けています。
画像は、有名な足三里という経穴に施灸しているものです。梅雨時、湿気の多い日本の風土で暮らしていると脾虚による痰湿が内停し、胃腸障害、浮腫、関節痛、心身の倦怠などが発症しやすいですが、足三里に豆に施灸していれば、痰湿を除去し、滋養強壮の効果が期待できます。夏にも備えることが出来る訳です。
是非一度、匠の技を体験してみて下さい。
2014年
4月
03日
木
平成26年4月2日以降に
70歳となる方(前期高齢者)の医療費の負担額が2割になりました。
ご理解のほどよろしくお願い致します。
2014年
4月
03日
木
平成26年4月1日から、厚生労働省の通達により
はり・きゅう・マッサージの療養費が改定となりました。
患者の皆様にご負担いただく費用の算定のもとになるものです。
ご理解のほどよろしくお願い致します。
2014年
2月
04日
火
寒さ厳しく、ついに積雪し始めました。明朝は凍結するかもしれません。
温暖な小田原でも年に1~2度は積雪することがあります。
今日・明日はまさにその日のようです。
積雪・凍結の状況により明日の午前中あるいは終日休業させていたくかも…
ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。
2013年
7月
23日
火
土用の丑の日(どようのうしのひ)は、土用の間のうち十二支が丑の日である。
夏の土用の丑の日のことを言うことが多い。夏の土用には丑の日が年に1日か2日(平均1.57日)あり、2日ある場合はそれぞれ一の丑・二の丑という。2013年は一の丑が7月22日、二の丑が8月3日である。
厳密には土用は春夏秋冬の年4回あり、土用の丑の日は年に平均6.09日ある。しかし以下では、夏の土用の丑の日のことを単に土用の丑の日と呼ぶこととする。
土用の丑の日に、暑い時期を乗り切る栄養をつけるために鰻を食べる習慣がある。
※Wikipediaより画像、文章を引用
しかし、昨今のウナギの高騰は尋常じゃなく…無理…という方も少なくないはず…そんな方々に朗報です。実は土用の丑の日は、無病息災を祈念して古来より「お灸デー」でもあったのです。一の丑(7月22日)を逃した方…二の丑(8月3日)にお灸しましょう!
2013年
7月
13日
土
手頃な不動産物件が見つかりました。近い内に友人にも相談し、早ければ数週間で治療院を移転し、院内施術を始める可能性が高まりました。はっきりしたらご報告いたします。
2013年
7月
02日
火
2013年
5月
15日
水
最近グループホームに入居された患者さん(89歳♀)。介助歩行時に膝の痛みの訴えと下肢の浮腫があり、お灸が使えないので…ご自宅へ施術に伺っていた時は鍼灸マッサージとリハビリのフルコースで行えたが、残念ながら施設内では火気厳禁のため…鍼通電を実施。
2013年
1月
02日
水
今年は巳年です。
蛇はすごいですね。
手も足もないのに…存分に生きています。
全身を使って動き回り、泳いだり、樹にのぼり…跳ぶ事もできます。
なんて逞しい生き物でしょう。
一皮脱いで蛇のように頑張ってみませんか?
2012年
10月
04日
木
先日(平成24年9月26日)、13年を共に過ごした愛猫の「仁安」(♂)が逝きました。猫免疫不全ウイルス(FIV)の感染が発覚したのが数年前、昨年頃からてんかん発作が出始め、そして数ヶ月前に足に悪性腫瘍ができましたが、しばらく元気で外出も多く、気質が良いので近所でも人気者でした。彼のエピソードは沢山ありますが、今はまだ辛いので語るのはまたの機会にさせていただきます。
この数週間、見る間に痩せて食欲が無くなり、外出もできなくなって屋内で安静に過ごす日々が続き、亡くなる当日、経口注入で与えていたミルクを吐き、仕事を調整して動物病院に連れて行き点滴等をしていただき少し安心して仕事や所用に出かけました。ところが帰宅してみるとケージの中で失禁し、息絶え絶えで身動きできずにおり、慌てて補水と保温、さらに温灸を開始、しばらくして体温がやや上昇してきたので少しホッとしかけたところで…大きく反張して心肺停止…。諦めきれずに、すぐさま蘇生術(人工呼吸と心マッサージ、鍼施術)を行いましたが、戻ってはくれませんでした。
泣きました…こんなに泣いたことは経験がありません。どんな状態でも…生きてそばに居てくれるだけで良かった。病人や障害者を持つ皆さんの気持ちをあらためて痛感しました…。
2012年
6月
07日
木
NHKためしてガッテン「つかむ!歩く!脳卒中 夢のリハビリ最前線」(2012年06月06日放送)をご覧になった方が大勢いらっしゃると思います。
発症直後ならリハビリによって、腕や足などの機能はどんどん回復します。しかし、6か月を過ぎる頃になると、ピタッと改善が止まり、それ以降、麻痺は改善しなくなってしまいます。「6か月の壁」と呼ばれています。今まではこの6か月の壁を越えて麻痺を改善させる方法はありませんでした。ある薬で治療すると、ほんの数日後には、全く動かなかった手が動きました!車イスに頼らざるを得なかった人が立てるようになりました!また、ある治療を脳に施したところ、10年も物をつかめなかった手が、つかめるようになったんです!もう発症後6か月たったからと諦めることはありません。何年たっても、年齢がいくつでも、麻痺を改善することは可能…このように紹介されていました。
これまでもNHKの様々な番組で、片麻痺やうつ病などの最新治療法を紹介していますが、それらがすべてではありません。
実は、私たち鍼灸マッサージ師によって、それらに類似または代替的な治療法を少なくとも数十年行っています。それは何か…はり通電療法、運動療法などです。さらに我々だからこそ行える効果的な治療法もあります。詳細を近いうちに実例とともに紹介します。乞うご期待…
2012年
5月
08日
火
写真は、保険適用でマッサージを受けていただくために必要となる医師の同意書です。これがあれば保険適用でマッサージを受けていただけます。病名によらず、筋麻痺、関節拘縮、その他…浮腫などの症状が対象です。
実例として多いのが、各種の骨関節疾患(変形性脊椎症、変形性股関節症、変形性膝関節症)、骨折(大腿骨頚部骨折など)、慢性関節リウマチ、脳血管障害、パーキンソン病、脊髄小脳変性症などです。
すでに医療機関で診断を受けている方はもちろん、慢性的な痛みやこわばりがある場合、我慢できるからとか、年だから仕方ないとか、もう諦めたからとか…と思って放置せず、ご相談ください。
マッサージは、他の医療・介護保険と併療できます。医師の診療や理学療法士のリハビリテーション、介護サービスを受けながら、マッサージを受けていただくと、より症状が改善できる場合が多くあります。施術体験や相談は無料で行います。ぜひご連絡ください。
2012年
2月
26日
日
昨日、NHKで「夜なのに…あさいち…漢方スペシャル」という番組が放映されていました。一般成人の…なんとなく不調、変化する様々な不調感(不定愁訴)、小児の症候、併発症の多い高齢者などに、副作用が少なく、総合診療的な応用が可能なものとして漢方が運用されている実例を紹介されていました。
漢方、鍼、灸、あん摩の源は、中国伝統医学(中医学)であり、1400年位前から導入され、独自の理論や技術が加わり、現在に至っています。その診療の技法は、天人合一思想、陰陽学説、五行学説、気血水理論、臓腑経絡論、蔵象学説、病因論、四診、弁証…と、最終段階まで概ね同じように進められます。違うのは、最後の治療法です。何によって、どこの、何をを、どうするか…という違いです。我々(鍼灸あん摩師)は、薬剤は使えないので、より丹念に身体と心を観察し、鍼灸あん摩でツボを刺激して、心身の自然治癒力に働きかけます。
漢方、鍼、灸、あん摩…いわゆる東洋医学は、江戸時代までは主流の医療でした。今日の西洋医学(現代医学)が主流の日本社会において、東洋医学は補助的なものとして取り扱われ、正しく活用する試みもなく、その効用に気付かぬまま機会を逃している人々が多いのはとても残念に思います。
2012年
1月
30日
月
少し前「笑っていいとも」増刊号で、パッチ鍼が話題にされたようですね。実はこの製品、マツキヨで数年前から発売されており、発見した時に「おお、ついにここまで来たか」と思いましたが、ここに来て火が着いたのでしょうか。ネットでの検索も増えているようです。一般の方でも扱いやすいシール状の超微鍼、消毒したコリや痛みの部位やツボに貼るだけ…。パッチ鍼とせんねん灸があれば鍼灸師にかからずに済む、料金も一回当たり500円以内で収まる…なんて言われそうですね。でも、その考え方は、シップや薬があれば医者はいらない…と言うのと同様に感じます。やはり専門家は違います。育まれた知識と経験によって症状を分析し、高い技術でより効果的に運用します。ツボの選び方は難しいものです。料金は保険適用が可能な症状なら同等以下で済みます。当院では、自費でも2回目以降は1,500円で済む場合もあり、パッチ鍼やせんねん灸も安く販売しております。その場合、個々の症状に適したツボを選ぶなどの指導、健康相談などは無料で行います。上手に活用してください。
2012年
1月
13日
金
昨日のNHK「あさいち」で‥
今、自宅で“お灸”を楽しむ20代~30代の女性たちが急増中。
熱くない、煙が出ない、見た目もお洒落・・・などさまざまなお灸商品も生まれています。
手軽にできてしまう健康管理法の一つとしてだけでなく、その美容効果も注目されているんです。
‥という内容が放送されていました。
当院でも、せんねん灸「アロマ灸」「太陽」「世界」「無煙灸」などを取り扱い、効果的な「ツボ選び」、アドバイスを行っております。
さらに美容針、フェイシャルマッサージ、耳つぼダイエットなども行っています。
是非ご利用ください。
2012年
1月
01日
日
昨年は、いろいろな事があり、大変な一年でした。
今、多くの方々が感じ、思いを抱いていられるのは、「復活」「再生」ではないでしょうか。
その鍵の一つが、「日本の文化・伝統・職人技」ではないかと、武道・医療・教育に携わる者として、職人の一人として、私は強く感じています。
画像は、葛飾北斎の初夢図です。
日本の文化、心・技などを…時代を超え、海を越えて発信し続ける事になった、皆さんご存じの江戸時代の職人で…
生き様もすごい人でした。
「長き夜の遠の眠りの皆目ざめ、波乗り船の音のよきかな」
辰の宝船に七福神が乗っている、縁起の良い初夢を詠った短歌が添えられています。
今年一年、皆様に福ある年でありますように…
2011年
12月
23日
金
東洋医学は、鍼・灸・あん摩・漢方薬・その他によって、種々の原因により崩れた体調を整えようとする調整医学です。バランス調整を主眼に置きます。陰陽五行というカテゴリーで分析し、バランスを調整しようとする訳です。
時間をかけて変調したものは、良くするためにはそれなりに時間がかかったり、好転反応が生じた場合、一時的に違和感が出ることがあります。「あせらず、あわてず、あきらめず…それなりに継続」が必要です。
2011年
12月
18日
日
「高橋先生は、若々しいですね!何か気をつけていることがありますか?」とよく聞かれます。「食事と運動と休養の3つは、それなりに心がけています。それでも不調になる時はあるので、自分で鍼灸マッサージもしています」と答えます。
食事はほぼ自炊で、和食が多く、量は普通か…やや多いくらいです(写真)。食べたいものを食べたいだけ食べています。睡眠も結構…眠れるだけ寝ています。運動は、ストレッチとスロートレーニングを約1時間、ほぼ毎日やっています。セルフ鍼灸マッサージも、少なくとも週に一度はやっています。十数年間、空手や事故で骨折・脱臼した時と健康診断以外は医療機関のお世話になった記憶がありません。
2011年
12月
11日
日
映画「ローマの休日」で有名な、スペイン広場のスナップです。パソコンやスマホのデータを整理していて見つけました。確か…2008年のゴールデンウィークです。某空手組織の総本部指導員として、海外指導に行った時に撮影したものです。懐かしく、思い出深いものです。
今、国内や世界が、それぞれに大変なことになっていて、こんな状況になるなんて…3年前には思いもしませんでした。
一般市民として微力に日々を送る私は、事態がより深刻な状況にならぬよう願うばかりで…残念です。
2011年
12月
05日
月
本日は、伊勢原で行われた(社)神奈川県鍼灸マッサージ師会の学術講習会に出席してまいりました。
情報化社会とはいえ、教員をしていた頃よりさらに積極的にならないと知識や技術、様々な情報に遅れてしまう可能性があり、そして何事も「百聞は一見に如かず」ですし、さらに同業者と触れ合う中で、独善的にならず、新たな発見もありえるので、努めて参加するようにしています。
今回もいろいろと勉強になったのですが、特に印象的だったのは、筑波技術短期大学非常勤講師、日本オリンピック強化委員の「広橋憲子」先生から「ディープティシューマッサージ」を中心に御講義をいただいた中で、小柄な女性である先生が大きなアスリートを相手にマッサージされることがハンディにならないのは、「正しいフォーム」で施術するからであると伺えたことでした。
鍼灸マッサージ学校の教師をしていた時、空手の指導員をしていた時、そして…臨床家として奮闘している中で…ますますそれを感じていたので、やはりそうなんだと大いに納得いたしました。
本物は「格好良く」、「基本に忠実」で、それゆえに「奥義に至り」うるということでしょうか。心・技・体…いずれも生涯研鑽、修業し続けないと衰えます。頑張ります。
2011年
11月
28日
月
(社)神奈川県鍼灸マッサージ師会、金輪が衛生学園などからボランティア参加したスタッフは27名、山北町役場三保支所にて、円皮鍼コーナーでは約280名、鍼マッサージコーナーでは約170名の施術を行いました。行き帰りは湯河原師会の役員の方々の自動車に便乗させていただき、丹沢の自然を眺めながら楽しく過ごさせていただきました。
2011年
11月
24日
木
11月27日(日曜日)、神奈川県鍼灸マッサージ師会のスポーツセラピー(ボランティア)活動で、丹沢湖マラソンのサポートをいたします。選手、関係者、その他の皆様がより良い状態で、本分を全うされるよう応援させていただきます。
2011年
11月
13日
日
小田原の「太鼓サークルとっとこ」、「小田原こっこ隊」、東京の劇団…「太鼓と芝居のたまっ子座」による記念公演に行ってきました。それぞれの持ち味が表現され、すばらしいものでした。
2011年
11月
03日
木
湘南国際マラソンに参加された、選手、サポーター、スタッフ、その他の皆さん、お疲れ様でした。
救護所の…医師、看護師、救急救命士、消防隊、鍼灸マッサージ師、学生、その他…皆さんお疲れ様でした。
初対面、初参加の方々も混合した体制の中、各々がベストパフォーマンスで、素晴らしい連携で、責務を全うされ…感動的でした。まさにプロフェッショナルという感じでした。ほんの一日だけご一緒させていただいただけなのに、従来からチームメイトだったような錯覚をしそうになりました。これで縁遠くなるのは非常に残念です。ぜひこれからも何らかのつながりを保てたらと思います。
2011年
10月
29日
土
11月3日、(社)神奈川県鍼灸マッサージ師会の要請で、「湘南国際マラソン」の救護サポートをいたします。
競技者などに何らかのトラブルが生じた場合、医師・看護師などと連携して応急処置を行う役目です。
これまでも各種競技のトレーナー活動などを数多く経験してまいりました。自分自身、かつては競技者として、役員としても頑張った時期がありますので、この大会が無事に進行すること、選手の皆さんがトラブルなくベストを尽くされるよう祈りつつ、裏方として頑張るつもりです。
2011年
10月
22日
土
http://www.townnews.co.jp/0607/2011/10/22/122451.html
手前が槇先生、奥に松崎先生、さらに奥に渡部先生も写っておられました。
これを御覧になった患者の皆様から「見たよ、先生が写っていたね。」…なんて言われ、嬉し…恥ずかし…でした。
2011年
10月
18日
火
二日間で40人位の方に施術させていただきました。皆さん大変満足していただけたようで良かったです。東京・横浜の治療院では、一日30人位を施術するのが当たり前だった時期もあったのですが、最近はお一人お一人をじっくり施術することが多かったので結構大変でしたが、クイック施術もいけると再確認できました。外来再開時には、かつての「クイック鍼灸マッサージ…安い・上手い・速い」にまたトライしようかと思いました。